アンチフェミニズムな男性の女性認識

アンチフェミニズム的な男性が、女性(やフェミニズム)に対してどのような認識を持っているのか、簡易的な分類をした。そうした男性の中には、そもそもフェミニズムの意味を理解していないために、単に「女性がむかつく」といった八つ当たりを含んで意識形成している場合もある。

少なくとも4つに分類できると考えたが、他にもあったら教えてほしい。

 

1、この社会は女尊男卑である

女性が尊ばれ、男性が虐げられているという認識。だから、フェミニズムのせいで女性が活躍し出したり成果を出したりするのは許せない、という主張につながる。

 

2、この社会はすでに男女平等である

今や男女は対等に生活できているはずなのに、これ以上女性が力をもったら困る、という主張になる。ある程度「男女平等」を実感してきた若年男性や、保守派の言動にこの姿勢がうかがえる。

 

3、この社会は男性も女性も差別している

女性差別があるのはわかっているので、そちらはそちらで取り組むといい。だが、同じように男性への性差別もある、との認識。「男性差別」解消を目指すマスキュリストに見られる。

ただし、この問題点は、フェミニズムが「男性優位な構造だよね」と家父長制を指摘すると、「それでは男性の受ける被害や抑圧が覆い隠されてしまう!」といって、フェミニズムをまるごと警戒対象にし、結果的にアンチフェミニズム的な認識に繋がってしまうところだ。いや、同じ構造のもとで抑圧されている男性もいるということなのだから、フェミニズムを敵視してもしょうがないのですけれどね。

 

4、そもそも女性には無関心である

女性に無関心で男性の都合ばかり優先するということは、現状の性差別構造に乗っかるということ。よって、すくすく育っていったらアンチフェミニズムな女性認識になる。

 

以上、4つです。結果は同じでも、前提となる認識に差があることを押さえておきたかったので書きました。