2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

トランスジェンダー男性(FtM)の自伝の一人称調べ

タイトル通り、トランス男性(FtM)の自伝やエッセイの一人称を調べました。 すぐに確認できたのは、全部で14冊でした。記者・研究者・医師らのインタビューで成り立つ本は除外したので、意外と少ない。なお、一人で複数冊刊行している場合(虎井まさ衛さ…

『ロスジェネのすべて』読書メモ

雨宮処凛さんが同年代の4名と対談した『ロスジェネのすべて 格差、貧困、「戦争論」』を読みました。 ロスジェネのすべて – あけび書房 「ロスジェネ」は、1970年から1984年ごろに生まれ、バブル崩壊後の1993年〜2004年に学校卒業期を迎えて就職活動をおこ…

「男性性」概念の拡張

「男性性」とは何か。使用者によってバラバラなのが現状である。 男性性は、「masculinity」の訳語として「男らしさ」と同一視される機会が多く、例えば「覇権的(ヘゲモニック)な男性性(Hegemonic Masculinity)」という語を、「覇権的な男らしさ」と表記…

性的応対力という尺度【改】

他者を交えた性的関係において、「性的応対力」と呼べるような尺度が導入されると、もっと話がしやすいのになーと思うことがあります。これは、性愛感情や性的指向や性欲などとは直接的な関係のない、性の話です。これについて書いた前回のブログはとても大…

性的応対力という尺度

他者を交えた性的関係において、「性的応対力」と呼べるような尺度が導入されると、もっと話がしやすいのになーと思うことがあります。これは、性愛感情や性的指向や性欲などとは関係のない、性の話です。 性的応対力 ・・・自分が積極的に望むわけではなく…

ジュンク堂書店池袋本店で『トランスジェンダーQ&A』刊行記念フェア

ジュンク堂書店池袋本店5階で『いちばんやさしいアロマンティックやアセクシュアルのこと』(明石書店)×『トランスジェンダーQ&A』(青弓社)刊行記念フェアを開催中です(2024年6月2日現在)。 トークイベントも6月16日(日)14:00-15:30にあります。私は出演…